株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス

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PPIH

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廃棄物の削減

PPIHグループでは、循環型社会の実現に向けて、3R(リデュース、リユース、リサイクル)の推進に努めています。事業活動によって排出される廃棄物を削減していくだけでなく、ご家庭でご不要になった資源をお客さまから回収し、お取引さまと連携して再利用につなげるなど、店舗を軸としたさまざまな活動を行っています。

食品ロス削減・食品リサイクルの取り組み

当社グループでは、国内売上の約5割を食品が占めており、食品を販売する企業として、廃棄される食品を削減していくことは社会的責任と考えています。食品廃棄物を出さないこと(発生抑制)を第一に、店舗での販売時だけではなく、調達を含めたサプライチェーン全体で食品ロスの削減に取り組んでいます。また、発生してしまった食品廃棄物についても、リサイクルに努めています。

納品・販売期限の緩和

サプライチェーンにおいて、食品の製造日から賞味期限までを3分割し、納品・販売期限を設定する「3分の1ルール(※)」と呼ばれる商習慣があります。このルールから外れた商品は、廃棄されてしまう可能性があり、食品ロスが発生する一つの要因となっています。

(※)製造日から賞味期限までの期間のうち、1/3を超えたものを入荷しない、2/3を超えたものを販売しないというルール 

当社グループでは、定番商品の販売だけでなく、単発的に仕入れを行うスポット商品も多く販売しています。このスポット商品においては、賞味期限が間近な商品の積極的な仕入れと、販売期限の緩和により食品廃棄物の発生抑制に努めています。
また、これらの商品をさらにお求めやすい価格で販売することで、お客さまにワクワク・ドキドキするお買い物体験をお楽しみいただいています。

商品開発による販売期間の延長

海外事業においては、商品の輸送に時間がかかるため、現地店舗到着時には食品の賞味期限が間近となってしまうという課題がありました。この課題を解決するため、メーカーさまのご協力のもと、賞味期限を延長した商品開発や、各国の言語や基準に合ったパッケージ作成(※)などに取り組み、食品ロス削減に努めています。

(※)成分表示が日本語・日本基準で記載されている商品は、各国に合ったラベルを作成し、商品1つ1つに貼ったうえで販売しなければならず、ラベル貼付作業が販売期間を圧迫してしまう。

食品ロス削減につながるPB商品の開発

廃棄されてしまうことが多い規格外の野菜や果物、食品を加工する際に出る端材などを活用したPB商品の企画・開発を行うことで、食品ロスの削減を推進をしています。

各店舗での取り組み

上記の取り組み以外にも店舗ごとにさまざまなフードロス削減につながる取り組みを実施しています。

・規格外の野菜や果物の仕入れ
・精肉の成形時に出た端材をひき肉やハンバーグとして加工
・鮮魚のアラ(お頭など)の販売
・青果・鮮魚・精肉などを産地から直接仕入れることで、鮮度と品質を維持し、販売期間の長い商品を提供
・お客さまの多様なニーズに応じたサイズで青果や鮮魚、惣菜などを提供し、購入後の廃棄物の発生抑制を推進
・MEGAドン・キホーテ成増店内にある精肉研修センターでスライスされた不揃い肉を、お得な価格にて販売

精肉の端材を集め加工
産地直送品の販売
精肉研修センターでスライスされた肉の販売(MEGAドン・キホーテ成増店)

※取り組み内容は店舗により異なります。
※写真内の商品・販売価格は、写真撮影時点のものです。

食品リサイクルの取り組み

発生した食品廃棄物は、自治体やお取引先さま、生産者さまと連携しながら飼料や肥料、油脂、バイオガスなどにリサイクルすることを推進しています。

食品リサイクル実施店舗数(国内)

・DS事業  106店舗
・GMS事業  131店舗 (国内GMS全店舗で実施)

※集計期間:2023年4月1日~2024年3月末時点

食品リサイクルループの構築

ユニーでは地域の再生利用事業者さま、農業生産者さまとパートナーシップを組み、再生利用した飼料・肥料を利用して生産した豚肉・鶏卵・野菜をユニーの店舗で販売する食品リサイクルループを構築しています。
食品リサイクルループによりできた商品の中には環境配慮型オリジナル商品の野菜や、オリジナルブランド農畜産物の「悠健豚」や卵の「きらら」があります。

「ボトル to ボトル」水平リサイクルの実施

PPIHでは、サントリー食品インターナショナル株式会社さまと協働し、ペットボトルの「ボトルtoボトル」水平リサイクルを推進しています。これは、使用済みのペットボトルを資源として循環し、新たなペットボトルへ再生することで、環境負荷の低減を目指すものです。
現在この取り組みには、当社グループのアピタ、ピアゴの約90店舗が参加し、ご家庭で使用されたペットボトルのお持ち込みを呼びかけ、地域のお客さまと共に資源の有効活用を推進しています。

店頭で回収されたペットボトルは、サントリー食品インターナショナル株式会社さまで製造・販売する飲料用ペットボトル容器の原料として活用されます。
今後、この取り組みを国内のグループ店舗で拡大していく予定です。

リサイクルステーション

古紙リサイクルステーションの設置

MEGAドン・キホーテ、ドン・キホーテ、アピタ、ピアゴの一部店舗では、店頭に段ボールや雑誌などの古紙を回収するリサイクルステーションを設置し、地域のお客さまにご利用いただいています。持ち込んだ古紙は1kg=1majicaポイントとして利用者に還元され、当社グループ店舗でのお買い物にご利用いただけます。また、回収した古紙は地元のリサイクル業者を通じて再資源化されます。
家庭ごみの削減と資源の有効活用を実現し、さらにポイントも貯められるお得なサービスとして、お客さまからご賛同をいただき、店舗の再来店につながっています。
当社グループはこうしたサービスを通じて、お客さまとともに循環型社会の実現に取り組んでいます。
※majica:PPIHグループ各店で使える電子マネー

MEGAドン・キホーテ長野店の店頭リサイクルステーション

MEGAドン・キホーテ長野店の店頭リサイクルステーション

回収した古紙はリサイクル業者により再生紙へ

回収した古紙はリサイクル業者により再生紙へ

販促物に伴う廃棄物の削減

商品の販促物はメーカーが宅配便で各小売店舗に送付する商慣習があり、個別包装のための段ボールが消費・廃棄され、また店舗で活用されないまま廃棄に至る無駄も発生しています。
このようなサプライチェーンにおける様々な無駄を改善し、廃棄物の削減及び業務の効率化を図るため、メーカー(ロート製薬株式会社)さま・卸売(株式会社PALTAC)さま・当社グループのドン・キホーテ店舗が連携し、販促物の必要数量と設置店舗を厳選するとともに、環境負荷の低い紙素材の使用や、拠点への一括納品の仕組みを構築しています。
今後もお取引先さまとサプライチェーン全体の最適化・効率化を図り、廃棄物の削減に取り組んでいきます。

販促物一貫サポートの枠組み 販促物一貫サポートの枠組み
事前の商談に合わせた効率的な配送ルート 事前の商談に合わせた効率的な配送ルート
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