トップメッセージ
「変化対応力」と「人財力」を強みに、顧客最優先主義を貫く
PPIHは、35年前にドン・キホーテ1号店がオープンして以来、35期連続増収営業増益を達成しているリテール事業を中心とするグローバル企業です。
この業績、この結果は、何によってもたらされたのか─ 様々な要因がありますが、最も大きいものは、PPIHならではの「変化対応力」、そして、それを支える「人財力」です。社会が急速に変化する中、私たちは、資源価格の高騰による販管費の増大、商品原価の高騰など、非常に厳しい現実を見ています。しかし同時に、この変化をチャンスとも捉えています。なぜかといえば、それはPPIHという会社が、「変化対応業」という世の中の消費者、お客さまの変化に対応する事業を通して、成長していくことを使命とする会社だからです。当社はこれまでどのような市場の変化に対しても迅速な対応力を示してきました。35期連続増収営業増益という結果が、それを証明しています。
また増収営業増益の継続は、「多くの挑戦を、スピード感を持って遂行する」現場従業員の実行力なしには実現できなかったと、あらためて当社グループの最大の強みは「人財」にあると実感しています。
当社では、「その人がどのステージに立ち、どんな役割を担うと最大のパフォーマンスを発揮できるか」を人事戦略の軸とし、社歴・職位に囚われないフェアな競争環境、権限委譲による大幅な自由裁量権など独自の施策を実践することで従業員のやりがいやモチベーションにつなげています。これら人づくり・組織づくりが継承され、企業文化として定着していることが変化対応により成長を継続できている要因のひとつであり、他社に対する優位性だと考えています。
この従業員の強さがあるが故に、PPIHが経営者のカリスマ性によって成長が左右されるような会社ではないということを、安心感を持って受けとめていただければ幸甚です。
今後も一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
2024年11月
代表取締役社長 CEO 吉田 直樹
略歴