PPIHグループの価値創造

新たな成長ステージへ

外部環境の現実に向き合いどう切り開いていくのか

PPIHグループを取り巻く環境は大きく変化しています。日本は、少子高齢化などによる労働力不足、消費者の節約志向、Eコマースの 台頭など、従来と異なる世界が広がっています。また、海外でも、保護主義の台頭による国家間の分断を深める動きや、気候変動や 資源枯渇などに対する意識がますます高まっています。こうした現実のなかで、私たちがするべきことは何なのか。PPIHグループ という存在が、未来永劫持続していくために必要な基盤とは何なのかを考える必要があります。
 PPIHグループの輝かしい未来に向けて、スピードを上げて進化しなければならないときに来ています。

グローバルマネジメント グローバルマネジメント

「機会」を最大化し「リスク」を軽減する

PPIHグループが持続的な成長を実現するためには、さまざまなグローバルメガトレンドを見据え、成長に向けた「機会」と「リスク」を見極めながらビジネスを進めていく必要があります。
 今後の経営戦略を立てる際に重要なのは、当社グループが捉える成長機会を最大化し、リスクを軽減していくためには、どのような戦略を立てるべきなのか、という「未来からの逆算の視点」であると考えます。
 当社グループの競争優位性を発揮し、果敢な挑戦の手を緩めず、リスクをビジネスチャンスと捉えて新しい価値を創造していきます。

PPIHグループの対応

  • 国内における規模拡大

    国内需要は、「どこで何をいくらで買うか」という選別消費が加速しているため、幅広い年齢層のお客さまに「地域一番店」としてご利用いただける店舗を提供していきます。さらに、リアル店舗だからこそ提供できるお買い物の「ワクワク・ドキドキ感」をさらに追求するため、IT技術を駆使した次世代型店舗の開発にも取り組んでいます。

  • 店舗の環境マネジメントシステムを強化

    「持続可能な社会を構築するために企業活動を通して貢献する」という環境理念を掲げ、店舗や事務所が環境に与える影響を調べて改善することに努めています。2019年7月に「アピタ」「ピアゴ」全173店舗において、環境を保護し、環境パフォーマンスを向上させるための国際的なマネジメントシステム「ISO14001」の認証を取得しました。

PPIHグループの独自の価値

変革を起こし続けた歴史と培った独自の強み

PPIHグループは、30年という歴史のなかで、さまざまな業界常識を覆すビジネス革新を起こしながら、「お客さまの笑顔が見たい」という想いで成長を続けてきました。当社グループの誇れる独自の強みは、この変革の歴史のなかで培われたものです。
創業者である安田隆夫は、誰よりも情熱を持って商売を追求してきました。「どうやったらお客さまに喜んでいただけるか」と、常にお客さまを最優先としながら、「ほかの大手小売企業のような真似は絶対にしない」という逆張りの発想を貫きました。
そうした創業の精神が次世代へと継承され、今の当社グループがあります。

創業当時から息づくDNA「業界常識を覆す革新を起こす」

当社グループの前身は、1978年に東京都杉並区に開店した18坪の雑貨店「泥棒市場」です。その後、1989年3月のドン・キホーテ1号店の開業を皮切りに、グループは驚異的な成長を遂げました。創業当時から常識にとらわれない発想で革新を起こし続け、そのDNAは現在の当社グループに脈々と受け継がれています。

* お客さまを主語に転換しているため、店舗の「売り場」を「買い場」と称しています。

形成されたコアバリュー「権限委譲×変化対応」

私たちが誇れる最大の強みは、「権限委譲×変化対応」です。権限委譲によって発揮される変化対応力こそが、
他社に模倣できない当社グループのコアバリュー(独自の価値)となっています。

顧客最優先主義が織りなす 価値創造ストーリー

PPIHグループは、すべての事業活動において「顧客最優先主義」という姿勢を貫き、外部環境の変化に柔軟に対応しながら価値を創造しています。価値創造にあたっては、「源流」の精神を体現する人財とガバナンス体制が基盤となり、模倣困難な競争優位性を源泉に、「時間消費型店舗」をはじめとしたさまざまな価値を生み出しています。
 価値創造を通じて私たちがめざすのは、外部環境の変化に左右されない収益構造の構築と、事業活動を通じた社会課題の解決を両立し、いつまでもお客さまのために存在し続けることです。

価値創造における大切なリソース