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PPIH

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トップメッセージ(2023年12月)

「変化対応力」と「人財力」を強みに、顧客最優先主義を貫く

PPIHは、34年前にドン・キホーテ一号店がオープンして以来、34期連続増収営業増益を達成しているリテール事業を中心とするグローバル企業です。
この業績、この結果は、何によってもたらされたのか─様々な要因がありますが、最も大きいものは、PPIHならではの「変化対応力」、そして、それを支える「人財力」です。

市場の変化に迅速に対応することで成長する

社会が急速に変化する中、私たちは、資源価格の高騰による販管費の拡大、商品原価の高騰など、非常に厳しい現実を見ています。しかし同時に、この変化をチャンスとも捉えています。なぜかといえば、それはPPIHという会社が、「変化対応業」という世の中の消費者、お客さまの変化に対応する事業を通して、成長していくことを使命とする会社だからです。当社はこれまでどのような市場の変化に対しても迅速な対応力を示してきました。34期連続増収営業増益という結果が、それを証明しています。

インフレにも強い"稼げる小売企業"として

さらに、前期(2023年6月期)は、初の営業利益1,000億円超え、営業利益率5%台への回復を果たすことができました。これも変化に対応し、数年かけて取り組んできた収益体質の改革の成果であり、あらためて当社の「稼ぐ力」を証明することができたと考えています。
2024年6月期についても、引き続き営業利益率5%台を計画しています。PPIHはデフレに強い、と言われてきましたが、インフレにも強い稼げる小売業であるということを、当社ならではのやり方で証明していきたいと考えています。

現場従業員の実行力でピンチをチャンスに

2019年のCEO就任から4年が経過しましたが、この間、劇的な環境変化に直面する中での増収営業増益の継続は、「多くの挑戦を、スピード感を持って遂行する」現場従業員の実行力なしには実現できなかったことで、あらためて当社グループの最大の強みは「人財」にあると実感しています。
当社では、「その人がどのステージに立ち、どんな役割を担うと最大のパフォーマンスを発揮できるか」を人事戦略の軸とし、社歴・職位に囚われないフェアな競争環境、権限委譲による大幅な自由裁量権など独自の施策を実践することで従業員のやりがいやモチベーションに繋げています。これら人づくり・組織づくりが組織内で継承され、企業文化として定着していることが変化対応により成長を継続できている要因のひとつであり、他社に対する優位性だと考えています。
この従業員の強さがあるが故に、PPIHが経営者のカリスマ性によって成長が左右されるような会社ではないということを、安心感を持って受けとめていただければ幸甚です。

大胆な目標を掲げ、常に挑戦し続ける

当社は、2025年に営業利益1,200億円、2030年に2,000億円を目指し、中長期経営計画「Visionary 2025/2030」に取り組んでいます。しかし、それも途中経過に過ぎません。
創業者に「当社は今、何合目ですか?」と聞くと、「まだ3合目」と即答が返ってきました。創業者が自身の人生を全て賭けた作品を体現するのは、何よりも従業員であり、世代を超えて組織に引き継がれるDNAです。10合目に向かう従業員の後押しをすることが自身に与えられた役割と考え、引き続き一意専心、全力を尽くしてまいります。
とは言え未来のことは誰にも分かりません。しかし私は、当社の従業員による日々の努力の積み重ね、組織としての総和はどの会社に比較しても負けるものではないと確信しています。
今後も一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

2023年12月
代表取締役社長 CEO 吉田 直樹


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